帯状疱疹ワクチン・肺炎球菌ワクチン

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチンは2種類あります。過去に帯状疱疹にかかっていても接種出来ます。発症率を下げたり、発症後の症状を軽くしたり神経疼痛を軽減する効果が期待できます。

①乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

8,000円 1回の皮下注射のみ。

50歳以上の方が対象です。

発症予防効果は接種後3~11年で減弱。妊婦さんや免疫不全のある方は出来ません。生ワクチンなので他の生ワクチンを打つ場合は27日以上あける必要があります。

②シングリックス

1回22,000円×2回筋肉注射(2回目は2-6カ月後)=44,000円

50歳以上の方が対象です。

予防効果が高く、効果は10年以上続きます。不活化ワクチンです。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンも2種類あります。肺炎球菌は肺炎の原因菌で最も多く重症化しやすい菌です。ニューモバックスNP®は23種類、プレベナー13®は13種類の肺炎球菌のタイプをカバーします。ニューモバックスNP®のみでも予防効果はあります。ただしニューモバックスNP®とプレベナー13®を組み合わせることで、ブースター効果(相乗効果)があり更に効果が期待できます。

①ニューモバックスNP®(23価ワクチン)

65歳以上の高齢者の定期接種に用いられているワクチン。65歳以上で5の倍数の人が公費の対象になります。一般的には1回目のみ公費補助が出ることが多いので、1回目はニューモバックスNP®を打つといいでしょう。約5年で効果が減弱するので5年毎に再接種が必要です。

②プレベナー13®(13価結合ワクチン)

カバーする菌の範囲はニューモバックスNP®より少ない分、予防効果が長期間持続するため、接種は1回のみです。
以下の打ち方をすると更に効果が期待できます。

〈2種類の接種例〉
例1:ニューモバックス(23価)→1年以上あけてプレベナー(13価)→1回目のニューモバックスを接種してから5年以上経過かつ、プレベナーから1年以上開けて2回目のニューモバックス
例2:プレベナー(13価)→6ヶ月~4年以内にニューモバックス(23価)。それ以上は不要です。